自転車のトレーニングにローラー代

トレーニングには、ローラーを用いるものもあります。
エアロバイクのように家の中で、同じ場所に固定して足を回し続けられるというもので、空気抵抗がないため、本物の自転車レースのイメージからはかけ離れてしまいますが、実はプロ選手などの中には、ローラーでの練習を欠かさないという方が多くみられます。
これはローラーは、体を鍛えるのに非常に効果があるから、なのです。

外を走っているときは必ず、信号、交差点、歩行者などによって、一度止まり、再び漕ぎ出す必要があります。
レースではほぼ休まず、一定のペースで走り続けますので、練習でも同じように休まずに走り続ける必要があります。

ですが、普通の街の中ではそれはかなり難しいはずです。

信号や交差点のないサイクリングロードや河川敷、ヒルクライムなら峠などが練習として最適です。
しかし、そんな練習に最適な場所が家の近くにあるという方はとても少ないはずです。

そこで、ローラーが役立つのです。
ローラーなら一定のペースで、同じ負荷を数十分数時間という単位でかけ続けられます。
部屋に居ながらにして、河川敷や峠といったコースと同じような状況で練習ができるということです。

確かにセッティングは必要ですが、それでも数分か10分ほどで完了します。
数十分から数時間ほどかけて練習場所に向かい、それから帰ってくることを考えたら、これ以上ないほど効率的な練習になるはずです。

ただし、ローラーにもデメリットはたくさんあります。
前述したような空気抵抗はないのがもちろん、固定ローラーだと後輪をしっかりとロックして漕ぐタイプですので、自転車を左右に振ることはできません。
実際に走るときには必ず、左右にある程度振れたり、横風の影響を受けたりするものですが、それが一切ないため、筋肉の使い方、ペダリングが練習と本番で大きな差が出ることがあります。
3本ローラーではしっかりとは固定されないため、固定ローラーよりも本番に近づきますが、それでも本番のような判断力、機敏な素早い動作、コーナリングテクニックは磨けません。
集団走行に必要な技術などは、実際に仲間やほかの選手と走ることでしか、培えません。

ほかにも景色が変わらなく、ひたすら漕ぐ必要があるとか、風を受けて汗が乾かないので汗だくになるなどもデメリットになります。
テレビや映画を見ながら負荷をかけ続けるとか、扇風機をあてるということも必要になるかもしれません。

もし練習時間が十分に確保できるとか、そこまでして真剣に速くなりたいというわけではないなら、ローラーでの練習は不要かと思います。

反対に、時間がないから短時間で効率的に練習したい、という方にはおすすめですので、検討してみてください。